auカブコム証券新入社員の私が気になった相場格言やアノマリーを過去のデータを基に検証していく本コラム。今回は「節分天井・彼岸底」を検証してみたいと思います。
「節分天井・彼岸底」とは、2月の節分近辺で株価が天井をつけ、3月下旬の彼岸にかけて底を付けるというもので、古くは米(こめ)相場から続く格言といわれています。非常によく使われる格言ですが、実際にはその通りに動くことは少ないように思います。そこで今回は過去10年間の株価の動きを基に検証してみます。
計測方法は以下の通りです。
・日経平均株価(以下日経平均)を計測
・節分(休業日の場合は翌営業日)の終値から彼岸(休業日の場合は前営業日)の終値までの株価の推移を検証
・期間は2010年~2019年
では早速「節分天井・彼岸底」の実績を見てみましょう。
結果は6勝4敗でした。平均値騰落は+2.97%です。
10年ではなんともいえませんが、むしろパフォーマンスが良いように思えます。
現代の株式相場ではあまり当てはまりませんね。迷信に近い格言といえそうです。
まとめ
・「節分天井・彼岸底」は現代の株式相場では当てはまりにくい。
今後もみなさんの役に立つような検証を続けようと考えております。
引き続きカブヨムをよろしくお願いします。