2月13日はNISAの日! 世界経済の成長とともにつみたてNISAでコツコツと資産形成!! 2月13日はNISAの日! 世界経済の成長とともにつみたてNISAでコツコツと資産形成!!

2月13日はNISAの日! 世界経済の成長とともにつみたてNISAでコツコツと資産形成!!

2月13日はNISAの日である。みなさんは少額投資非課税制度(=NISA)を活用していますか? 私のNISA口座は2014年からスタートした一般NISAを使っており、複数の高配当株式と複数の高配当ETFで配当利回り3%以上の資産構成にしています。毎年120万円の非課税枠を複数年ほぼ全額使って保有しているので、定期的に受け取れる配当金にかかる税金が約20%かかるところが0%(非課税)なので、大きなメリットを感じています。

NISAは一般NISAとつみたてNISA、どちらか一方しか使えませんので、2018年からスタートしたつみたてNISAはやっていません。しかし、もし私がつみたてNISAで投資信託を選ぶとしたら、国が認めたつみたてNISA対象ファンド(ETFを除く投資信託)は166本(うち当社取り扱いは150本)ありますが、投資対象は全世界株式(先進国と新興国の株式)のファンドを選びたいと思います。

それは、全世界株式を投資対象とするファンドは、世界全体の経済成長による企業の利益成長を享受することが期待できるという、わかりやすいコンセプトだからです。

下記のように世界株式は世界経済の成長とともに、価格変動はあるものの右肩上がりで上昇してきました。世界株式の成長とともにという長期の視点で考えれば、世界経済の成長鈍化による株価の下落は気にならなくなると思います。また、価格変動のある商品でつみたて投資を長期間行った場合、一度に全額投資した場合と比べて、一般的に価格変動のリスクが小さくなることが期待されます。

世界経済の規模と世界株式の推移

(出所)bloomberg、IMF(国際通貨基金)World Economic Outlook Database, October 2019のデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(期間)世界経済(名目GDP)は1998年~2023年(一部IMF推計値)世界株式は1998年末~2019年末
※上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、為替・税金・手数料等を考慮していません。
※世界株式:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の先進国・新興国の株式で構成されています。同指数に対する著作権およびその他知的財産権はすべてMSCI Inc.に帰属します。

全世界株式のファンドは「日本を含む」と「日本を含まない」ものがあり、それぞれ指定の株式インデックスとの連動をめざすファンドです。日本株式を含むか日本株式を含まないかで運用成績が異なり、それぞれの分類のなかでも運用成績にわずかながら差があります。

auカブコム証券が取り扱っている全世界株式を投資対象とするつみたてNISA対象ファンドは以下の通りです。(MSCI ACWI IndexおよびFTSE Global All Cap Indexが指定指数となっている8ファンドが対象。)

全世界株式(日本を含む)を投資対象とするファンド(1年リターン順)

ファンド名 運用会社 1年リターン 純資産総額
(億円)
1 eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
三菱UFJ国際 26.82% 116
2 全世界株式インデックス・ファンド ステート
ストリート
26.51% 13
3 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
【愛称:楽天・バンガード・ファンド
(全世界株式)】
楽天 25.76% 327
4 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
【愛称:雪だるま(全世界株式)】
SBI 25.60% 17

全世界株式(日本を含まない)を投資対象とするファンド(1年リターン順)

1 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際 27.52% 119
2 野村つみたて外国株投信 野村 27.46% 129
3 三井住友・DCつみたてNISA・
全世界株インデックスファンド
三井住友DS 27.00% 223
4 eMAXIS Slim 全世界株式インデックス 三菱UFJ国際 26.86% 91

※2019年12月末基準

日本を含むと日本を含まないそれぞれで、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズが1年リターンで1位となりました。2018年の世界株式は下落しましたが、その反動もあり2019年の世界株式は大きく上昇しました。

eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コスト(信託報酬)を将来にわたってめざし続けるというコンセプトのファンドです。

これら8本のファンドで、私が注目しているのは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(以下、「オール・カントリー」)です。それは、この1本で日本を含む先進国と新興国の株式に投資でき、将来の低コストが期待されることに加え、全世界株式(日本を含む)4本のなかで今までの実績が1番良いからです。

また、1月に発表された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」では、この「オール・カントリー」が1位となりました。詳細はこちらのページをご覧ください。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019

つみたてNISA口座を開いたけど、ファンドを迷われている方、そしてこれからつみたてNISAを始めようという方には、全世界株式(日本を含む)を投資対象とするファンドは、1本で日本を含む世界主要国の株式に投資できるので、最適だと考えられます。そして、2020年夏には世界の国々が集まる全世界のスポーツの祭典、東京五輪があります。

上記はあくまでも一例であり、投資するきっかけや選ぶ商品はご自身の好みに合わせて何でもよいと思います。auカブコム証券が取り扱う投資信託のほとんどは、100円から1円単位でつみたて金額の設定ができます。NISAの日をきっかけに、投資信託によるつみたて投資をはじめてみてはいかがでしょうか。

ファンドアナリスト 川上雅人

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