知っておきたい! 長生き時代のお金のヒケツ 知っておきたい! 長生き時代のお金のヒケツ

知っておきたい! 長生き時代のお金のヒケツ

お金も「長生き」させることがポイント

みなさんは、日本人の平均寿命をご存知ですか?
平成30年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性は約87歳です。およそ30年前と比べると、今は男女ともに6歳近く長生きするようになりました。

一般的には、年金を受給する年齢前後になると、現役時代よりも収入が少なくなります。生活に足りない分は、それまでに築いた資産を取り崩していくことになるので、生きている間に資産が底をつくことがないよう、準備しておく必要があるのです。
寿命が長くなったということは、その分のお金も必要になるということです。つまり、資産の寿命も延ばしていくことが大切です。

資産寿命を延ばすにはどうすればいいでしょうか? 1つはリタイア後の生活資金を少しでも多く準備しておくことです。もし1ヶ月に、10万円取り崩すのなら年間で120万円です。6年延ばすのなら、720万円多く準備すればよいのですがそう簡単ではなさそうです。

厚生労働省

資産寿命を延ばすためにできること

では、準備する金額を増やす以外の方法を考えてみましょう。

次表は、2,000万円の貯蓄を取り崩す場合、運用率と取り崩し額の違いでどのくらい資産寿命が変化するかを比較したものです。

2,000万円を取り崩した場合の資産寿命例

資産寿命を延ばす手段の一つは、資産の運用率を上げることです。毎月同じ10万円を取り崩すにしても、運用しない(年利0%)と資産寿命は16年8ヶ月です。年利3%で運用できれば、23年1ヶ月と6年以上も延びます。運用の結果は確約されるものではありません。何はともあれ投資に、慣れておく必要はあるでしょう。NISAやiDeCoといった制度を利用して、少額から資産の一部を運用してみましょう。

もう一つの手段は、取り崩し額を減らすことです。同じ年利3%でも、取り崩し額が毎月8万円だと資産寿命は32年8ヶ月です。1万円少ない7万円だと41年9ヶ月と9年以上も延びるのです。

取り崩し額を抑えるには、お金の使い方を見直して支出を減らすのが有効です。収入を増やすことでも、取り崩し額を減らすことができます。定年後も今までの経験を活かせる新たな仕事に就くことや、趣味や特技を磨いて何かしらのサービスを提供し、収入を得ることを考えてみてはいかがでしょうか。現役時代のような収入でなくてもよいのです。1万円の差でも資産寿命は変わりますので、まずは、1万円の収入アップを、目指してみてはいかがでしょうか。それは資産寿命を延ばすだけでなく、長生きをするうえで欠かせない、生きがいにもつながるかもしれません。

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