家計の現状をきちんと把握しよう
先行きが不透明な時代を生き抜くために、安定した家庭経営が必要です。お金がすべてではありませんが、家計の状態を把握していなければ不安な気持ちになるのも無理からぬことです。家計簿を付けた経験のない人は、これを機に家計簿を付けるように習慣づけましょう。また、家計簿を付けている人は、残高を合わせるだけでなく内容を見直すことも大切です。ふだん使っているお金のなかにはムダな出費も少なくないからです。
在宅で増加する支出とは
テレワークなどによる在宅時間の増加にともない、食費や日用品、光熱費が増えることはよくある話です。なかでも、昼食代やトイレットペーパー代が増えることは避けられないでしょう。また、家族がそれぞれの部屋で過ごすと光熱費も跳ね上がります。パソコンや携帯端末に触れる機会も多くなるため、通信費に反映される覚悟も必要です。
在宅で減少する支出も
在宅時間が増えることはマイナス面ばかりではありません。家庭で過ごすことで減少する支出もあるからです。職場や学校までの交通費は典型的な事例です。職場での飲み会が減るため、交際費の節約にも役立ちます。さらに、被服費や化粧品代、洋服のクリーニング代が浮くことも期待できるでしょう。
家計を見直せる大きなチャンス
2020年に発生した新型コロナウイルスは大きな社会問題になりました。その影響による収入減など家計への影響は避けられません。また、今後起きる不測の事態に備えるためにも、家計の見直しは必要です。むしろ、家計を見直せる大きなチャンスだと捉えましょう。セール品や送料無料サービスが必ずしもお得とは限りません。要らないものを買ってしまうと本末転倒になるからです。クレジットカードのポイントを活用するのなら、カードをまとめることも考えましょう。さらに、使っていないカードや有料会員サービスなどを解約することも大切です。
貯金にストレスを感じないことも大切
いつ、なにが起きるかわかりません。不測の事態に備えるためにも貯金は必要です。月々の支出を見直したうえで、優先的に貯金していきましょう。ただし、お金を貯めることに固執すると、ストレスになることが少なくありません。食費や光熱費などを極端に節約すると、体を壊すだけでなく、家庭内トラブルにもつながります。やはり、家族みんなが納得して、協力しながらお金を貯めていくことが大切です。やむを得ないときは、貯金を切り崩す覚悟も必要になります。このような柔軟な考えを持つことが「家計の節約術」のポイントと言えるでしょう。
自分に合った「家計の節約術」を身に付けよう!
安心した生活を送るためには、家計の見直しはもちろん、意識して貯金する必要があります。家計簿を付けるだけでなく、中身のチェックも欠かせません。無駄な買い物やサービスの利用なども止めることが大切です。ただし、ストレスをともなう節約生活は得策とは言えません。収入減などのピンチをチャンスに変えるためにも、自分に合った「家計の節約術」を身に付けましょう。