労せずしてお金を増やす方法とは? 労せずしてお金を増やす方法とは?

労せずしてお金を増やす方法とは?

気長に投資することでリスクが減る

自然の摂理や法則に任せれば、労せずしてお金を増やせるって知っていますか?投資をはじめると短期間の成果を求めがちですが、どっしり構えて「果報は寝て待て」のスタイルで臨めば、自ずとお金は増えていきます。その理由を解説します。

<長期投資でリスクが減る>


長期投資でリスクが減る

(引用)金融庁「はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック」

これは1989年以降、毎月同じ金額を国内外の株式と債券に積立投資を行ったとき、5年間と20年間の年間の投資収益率を計算した図です。5年間しか保有しなかった場合には元本割れのタイミングもありましたが、20年間保有し続けた場合には元本割れがみられませんでした。途中で売却することなく長期間保有することでリスクを減らせる可能性があることがわかります。リスクを抑えることができればお金が増える可能性も高まります。

複利の力で加速する

複利ってご存知でしょうか? 運用で増えた利益を元本に加えて、新たな元本として計算する方法です。つまり、増えた分を引き出したり使ったりすることなく、そのまま運用し続けることです。そうすることで、お金がお金を生み、加速度的にお金が増えます。

単利と福利の考え方の違い(元本100万円を5%で運用)

このグラフは、元本100万円を5%で20年間運用した場合の単利と複利の運用結果です。最終的に約65万円の違いが出ました。
天才物理学者アインシュタインは複利のことを「人類最大の発明」と絶賛したという逸話もあるくらい、複利はすぐれた運用方法なのです。この複利の力を長期にわたって使うことで、比較的安定してお金を増やすことができます。

運用機関の違いによる必要利率の違い

Aさんは元本100万円を利率5%で運用をはじめました。もし10年で運用をやめていたら160万円止まりでした(それでも60万円増えました)。Aさんは運用をやめず20年間運用し続けました。その結果、元本100万円を約260万円まで増やすことができました。10年でやめてしまった場合に比べてさらに100万円も増えています。
一方Bさんは、Aさんよりも10年も遅く運用をはじめました。Aさんに追いつくために利率7%で運用する必要があります。運用期間が短いと、高い利率を得るためにはリスクをとらなければなりません。
このように複利の力を長期で使うことでリスクを抑えながらお金がお金を生む仕組みをつくることができます。投資は短期の利益を期待せず、長期運用と複利の力を使うことでうまくいく確率が高まるのです。

石川英彦

石川英彦

金融デザイン株式会社 代表取締役
愛知県生まれ。南山大学経営学部卒業後、北米大陸をオートバイで周遊。帰国後、保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。
FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツ制作を手がける。2017年9月に社名を金融デザイン株式会社に変更。インフォグラフィックスやウェブのデザインまで領域を広げる。50代と60代からのセカンドキャリアを応援するサービス「50カラ」を展開中。

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