執筆者:東京エレクトロンデバイス株式会社
最先端の半導体やITシステムを提供する専門商社 メーカー機能強化を推進
東京エレクトロンデバイスは、テキサスインスツルメンツやインフィニオンなどの外国製半導体、クラウドサービス、シリコンバレーの最先端ITインフラ機器やセキュリティソフトウェア、IT保守・監視サービスを取り扱っています。
メーカー機能を強化しており、お客様の仕様に基づいた基板(ボード)などの設計・量産受託サービスと、自動化・省人化を実現するモノづくりシステムを開発し、プライベートブランド製品として提供しています。
東京エレクトロンデバイスの3つの強み
1.製品
新規性・専門性の高いシリコンバレーのITインフラ機器やセキュリティ、AI関連の製品・サービスを国内のお客様に提供しています。半導体製品は約40社の海外有力メーカーの製品を、クラウドサービスではMicrosoft Azureを取り扱っており、競争力のある製品をラインアップしています。
2.顧客
IT関連製品は、システムインテグレーターやデータセンター、一般企業が主なお客様です。半導体や基板(ボード)は、パソコンや家電だけでなく産業機器や医療機器、車、通信機器にも搭載されており、幅広い分野のお客様2,000社以上に製品を提供しています。特に、世界市場において日系企業が競争力を持つ、産業機器や車載機器分野のお客様に注力しています。
3.技術
各製品の専任エンジニアによる、技術サポートや保守・監視サービスを提供しています。また、セキュリティやAIなどの最先端技術の知見をいかした技術サービスや、基板(ボード)などを設計から量産まで一貫して行う設計・量産受託サービスなど、収益性の高いサービスも提供しています。
さらなる利益成長に向けて ~中期経営計画VISION2025~
2025年3月期を最終年度とする中期経営計画VISION2025に取り組んでいます。
● 想定する事業環境
低成長経済下における高効率スマート社会 ~Society5.0の到来~
● MISSION
Driving Digital Transformation
~DXを実現する製品やサービスを提供し高効率スマート社会の持続的発展に貢献する~
● VISION
技術商社機能を持つメーカーへ
「進化する技術商社機能」「メーカーとして目指す形」の実現により、Society5.0に対応しうる競争力を備えた企業を目指しています。
● 2025年3月期(最終年度)の見通し
売上高2,500億円以上、経常利益率5.5%以上、ROE20%以上としています。
ストック型サービスやメーカービジネスなどの利益成長に向けた取り組みを推進し、持続的成長を目指していきます。
連結配当性向40% 2023年10月1日に株式分割を予定
安定的・継続的な利益還元と研究開発や設備投資をバランスよく実施するため、連結配当性向の目安を40%としています。
2023年3月期の年間配当額は355円となり、3年連続の過去最高額となりました。
2023年10月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式を分割します。2024年3月期年間配当額は分割前の基準で350円相当を予定しています。