ここ数年、投資先として注目を集める経済成長著しいインド。そんなインドの”中型”株式に投資をするインデックスファンドが遂に日本で登場しました。その名も「たわらノーロード インド株式NiftyMidcap50」。アセットマネジメントOneが運用する低コストインデックスファンドシリーズ「たわらノーロード」の新商品です。
本記事では、インド”中型”株式の魅力について、インドを取り巻く環境と共にご紹介いたします。
まだまだホットなインド
昨今、飛躍的な経済発展を遂げ、日本でも投資先として注目度が高まっているインドですが、その勢いはこれからも続くと考えられています。 その背景には、大きく3つの成長ドライバーの存在があると考えています。
① 人口ボーナス期:
インドの人口は約14億人(2024年7月末時点)で世界第1位と推定されています。そのうち、生産年齢人口(15~64歳)が約10億人と豊富な労働力を有しています。また、人口が多いということは、生産・消費の量が多いいうことになります。経済というのは、モノを作り、それを消費して、また消費した分のモノを作って…と、循環しながら成長していくため、人口が多いインドの成長期待は高いと考えられます。
② インフラの推進:
インドでは経済発展にともなう人の移動や物資の流通が増加している一方、輸送能力が追いついていない状況です。そのため、インド政府は民間資本を積極的に取り入れ、輸送能力と国民全体の生活水準向上のため、道路整備や鉄道網の近代化を進めています。

③ 政府主導の政策:
インドでは政府が経済成長を促進するための政策に積極的に取り組んでいます。モディ政権による成長戦略「モディノミクス」の中で「Make in India」を掲げ、製造業の振興および近代化を推進しています。

実は凄いぞ中型株式!
インドの経済発展と共に、株式市場も成長を遂げてきました。中でも、インドの中型株式で構成されるNiftyMidcap50指数は直近10年で約4.5倍と、大型株式で構成されるNifty50指数の約2.8倍よりも顕著な伸びを示しています。

中型株式は一般的に、新興企業(ベンチャー企業)や成長段階にある企業も多く、成長余地を残していると考えられます。その分、相対的にリスクが高いものの、インドが持つ成長ドライバーを支えに飛躍が見込まれる企業が存在し、大型株式以上の企業成長を享受できる可能性があると考えています。
選べる二つの選択肢
アセットマネジメントOneでは、そんな魅力度の高いインド”中型”株式にフォーカスしたインデックスファンド「たわらノーロード インド株式 NiftyMidcap50」を2025年5月27日に設定しました。

ベンチマークはインドの中型株式で構成されるNiftyMidcap50指数(配当込み、円換算ベース)です。同指数の動きを概ね捉える投資成果を目指すインデックス型公募投信は業界で当商品のみ(2025年6月末時点)です。
なお、アセットマネジメントOneでは、インド”大型”株式にフォーカスしたインデックスファンド「たわらノーロード インド株式 Nifty50」も提供しています。

ベンチマークはインドの大型株式で構成されるNifty50指数(配当込み、円換算ベース)です。同指数への連動を目指すインデックス型公募投信では、業界最低水準のコストです。
*業界同種ファンドと比較。公募追加型株式投資信託(ラップ向け、DC専用、ETF等を除く)の信託報酬率(実質信託報酬含む)。当社調査。2025年5月末時点。
それぞれの指数について
Nifty50指数とNiftyMidcap50指数は同じインド株式指数ですが、それぞれ異なる特徴を持ち合わせています。指数の紹介をして本記事は終了にしたいと思います。まずはスタンダードなインド大型株式指数からです。
Nifty50指数:
- インドの代表的な優良大型企業50社で構成される浮動株調整済時価総額加重平均方式で算出される指数です。
- 業種別に見ると、インド経済に重要な役割を果たしてきた金融セクターが約30%程度占めています。
- インドで古くから影響を持つ財閥企業も多く含まれていることから、安定した収益基盤を持ち、経済変動に対しても比較的強い銘柄が多いとされています。そのため、相対的にリスクが低く、安定的にインド経済の成長を享受しやすい指数と言えます。

続いて、インド中型株式指数です。
NiftyMidcap50指数:
- インドの中型企業50社(時価総額上位101~150位)で構成される浮動株調整済時価総額加重平均方式で算出される指数です。
- Nifty50指数と比較して、資本財や素材が多くモディノミクスによる製造業の振興による恩恵を受けやすい他、不動産セクターの組入もあります。
- 金融セクターがNifty50指数と同じで業種別組入比率トップですが、Nifty50指数では伝統的な銀行が多い一方で、NiftyMidcap50指数ではデジタルバンクに注力している銀行銘柄、つまりフィンテック銘柄が多いのが特徴です。

最後に
「たわらノーロード インド株式 Nifty50」は安定的にインド経済の成長を享受することを目指すインド”コア”商品、「たわらノーロード インド株式 NiftyMidcap50」はもう少しリスクを取ってインド経済、そして飛躍期にある企業の成長を享受することを目指すインド”サテライト”商品と考えることができます。インドというこれからも経済発展が期待される魅力的な市場に投資をする上で、一人一人のリスク・リターン特性に合わせて最適な商品を選べるよう、アセットマネジメントOneでは2つのインド株式ファンドを低コストのインデックスファンドシリーズでご提供しています。ポートフォリオにお好みの”スパイス”を加えることを検討してみてはいかがでしょうか。
( 文責:アセットマネジメントOne株式会社 )
■今回ご紹介したファンドはこちら
たわらノーロード インド株式 NiftyMidcap50
たわらノーロード インド株式 Nifty50
■ファンドのリスクと費用
リスクおよび費用についてはこちらをご覧ください。
たわらノーロード インド株式 NiftyMidcap50 (リスク / 費用)
たわらノーロード インド株式 Nifty50 (リスク / 費用)
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