ファンドマネージャーとは？
アクティブファンドを選ぶとき、皆さんは何を基準に選んでいますか？
そのときに知っておいていただきたいのが、ファンドマネージャーの存在です。
これを知るとアクティブファンド選びが、今より楽しく出来るようになります。
ファンドマネージャーは、私たちから集めたお金を運用する専門家です。
投資信託の成績は彼らによって良くも悪くもなるため、どのファンドマネージャーにお金を預けるかはアクティブファンド選びの上でとても大切です。
その際、彼らがどんな思いで投資家のお金を預かっているかにぜひ注目してみて下さい。
思いに共感した上で投資をすると、相場の変動に気持ちが左右されにくくなります。
その結果、長期投資が続けやすくなり、安定した資産形成にもつながります。
＜ファンドマネージャーの位置付け＞
日本を代表するファンドマネージャー
残念ながら、すべてのアクティブファンドのファンドマネージャーの顔が見えるわけではないのですが、日本を代表するファンドマネージャーと運用会社の一例をご紹介します。
●渋澤健（コモンズ投信）
「“誰もが長期的な資産形成が出来る長期投資のファンド”を創ろう。世代を超える30年目線で。」という企業理念を掲げるコモンズ投信は、投資家や投資先企業との直接対話だけでなく、投資家と投資先企業同士が直接対話出来る場も設けています。
取扱い投資信託
コモンズ30ファンド
ザ・2020ビジョン
コモンズ投信ホームページ
●中野晴啓（セゾン投信）
「お客さま一人ひとりの大切な将来の幸せを支える資産形成を支援する」という企業理念のもと、同社は「長期・積立・国際分散」という「投資行動」の浸透を経営目標に加えています。
その結果、2019年3月末時点での損益状況は、顧客の90％以上がプラスとなっています。
取扱い投資信託
auカブコム証券でのお取り扱いはございません。
●藤野英人（レオス・キャピタルワークス）
「資本市場を通じて社会に貢献します」という企業理念を掲げる藤野氏は、もともと「日本で良い運用会社を立ち上げ、理想の国民的な投資信託を作りたい」という思いでレオス・キャピタルワークスを立ち上げました。
47都道府県でセミナーを開催したり、投資家と投資先企業の見学をするなど、投資家との距離が近いファンドマネージャーです。
取扱い投資信託
ひふみプラス
ひふみワールド+
レオス・キャピタルワークスホームページ
いかがでしょうか？ 少しでもファンドマネージャーに興味を持っていただけましたか？
ここで紹介したファンドマネージャーの情報はごく一部のため、詳細は各社HP等をご確認下さい。
また、日本には他にもたくさんのファンドマネージャーがいます。全員ではありませんが、投資信託運用会社のHPに載っていますので、ぜひご自身に合ったファンドマネージャーを見つけ、アクティブファンド選びの参考にしてみて下さい。
執筆者：谷口達也
大学卒業後、準大手証券会社に就職しリテール業務を行う。会社のノルマをただこなすだけの仕事に疑問を覚え、若手社員ながら支店長に「この商品は儲からないと思うので売りたくないです」と言いにいくが説得され業務を続ける。こんなことを続けて意味があるのか、もっとお客様のことを考えながら仕事がしたい！と考えることが多くなり、大手の証券会社へ転職。しかし2社の経験から、日本の金融機関ではお客様を最優先するのが難しいと感じ、独立を決意。当初はIFAとして活動していたが、自分の目指していた金融サービスを行うには独立系FPが最適であると気づき、活動開始。2020年1月からはYouTubeチャンネルを開設し、中立な立場で金融商品の仕組みや制度の解説を行い、開始10ヶ月で登録者は8,000名を超えた。
＜資格＞
●CFP®
● 1級ファイナンシャルプラニング技能士（資産設計提案業務）
● 宅地建物取引士
