不労所得とは
所得とは働いた対価として得るものだと多くの人は考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。
会社員のように働いて得た所得を勤労所得といい、それとは別に、働かずに所得を得る方法も存在するのです。それを不労所得といいます。
ただし、不労所得といっても本当に何もしなければお金が入ってくるわけがないので、働かなくてもお金が稼げる仕組みを最初に構築する必要があります。
代表的な不労所得を得る方法
不労所得を得る方法はいくつか存在します。
この段落ではその代表的なものとして、「株式投資」「不動産投資」「印税収入」「広告収入」の4つの方法について紹介していきます。
株式投資
証券取引所に上場されている企業の株を購入し、配当金を設定している企業であれば一定期間保有すれば配当金(インカムゲイン)を得ることができます。
また、株を購入したのちに仮に株価が上昇した場合、売却することで得られるのが売却益(キャピタルゲイン)です。
そして、それらを目的とした投資を株式投資といいます。
株式投資では、業績が堅調で配当金を設定している企業の株式を保有すれば継続的に配当金を得られる可能性があるので、働かなくても収入が得られるというわけです。
ただし、企業の業績が悪化すれば、株価は下がってしまいますし、配当金もゼロになってしまうリスクがあります。
※配当金は各企業の判断により変更・中止となる場合がございます。お取引に際しましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
不動産投資
建物や土地などを購入し、それらを他人に貸したり、売却したりして収入を得ることを不動産投資といいます。
たとえば、マンションを購入して家賃で収入を得るのも不動産投資の一種です。
もちろん、土地や建物を購入するのには莫大な費用がかかるため、多くの場合は金融機関でローンを組み、初期費用を極力抑えながら、家賃収入で月々のローンを返済していくことになります。
投資額が大きくなってしまうのがネックですが、長期的に安定したリターンを得られる可能性が高いのが魅力です。
印税収入
小説や漫画などの執筆者は自分の著作物に対して著作権を主張できます。
そして、その著作権の使用を認める代わりに得ることができるのが印税です。
たとえば、出版社が自分の書いたものを本にして出版したいといえば、その行為を認める代わりに、売上の一部を印税としてもらうというわけです。
ただし、それで生活を支えるだけの収入を得るには、自分の著作物が本になって店頭に並び、そのうえで、何万部、あるいは何十万部という売り上げを記録する必要があります。
当然のことながら、それだけの数の本を売るのは容易ではありません。
広告収入
不労所得の中でもリスクが小さく、比較的気軽に仕組みを構築できるのがネット広告による広告収入です。
具体的な方法としては、自分のブログや、YouTubeなどの動画配信サイトに広告を掲載するだけです。
そうすれば、広告のアクセス数や広告商品の売上額などに応じて収入を得ることができます。ただし、不労というイメージとは異なり、安定した収入を得るためには視聴者を引きつける魅力的な内容を考えたり、毎日継続してコンテンツをコツコツ作り続けたりと、かなりの努力が必要になってきます。
不労所得は注目されている!
不労所得を得る方法についてイメージすることはできたでしょうか。老後の年金不足対策や収入の上乗せの手段として、不労所得は大きな注目を集めています。
本業以外の収入を得たい方は今回紹介した方法を検討してみてはいかがでしょうか。