みんなはどのくらい貯蓄しているの? みんなはどのくらい貯蓄しているの?

みんなはどのくらい貯蓄しているの?

目安は609万円!

必要な貯蓄額はいくらでしょう? それは「いつ」「何のために」必要なのかによるので、ご家庭ごとに正解は異なります。とはいえ、他のみんなはどうなの?と気になってしまいますよね。親しいお友達にもなかなか聞けないこの疑問、統計資料で解き明かしてみましょう。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)2018年」によると、貯蓄額の平均値は1,430万円、中央値は609万円です。
私たちが目安にしたいのは中央値。平均値は、飛び抜けて貯蓄額が高い世帯があると大きく引き上げられてしまいます。対して中央値は、世帯を貯蓄額順に並べたとき、真ん中にくる世帯の貯蓄額なので、私たちの実感により近いと考えています。

金融資産保有額の分布

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)2018年」

今のご自身の貯蓄額と比べていかがですか? もし少なくても落ち込む必要はありません。気付いたときが始めどき。今から貯蓄していきましょう。すでに良いペースで貯蓄できていることがわかった方は、これをモチベーションに、ぜひこのまま続けてください。

貯蓄の手段は預貯金だけじゃない

では次に、貯蓄をしている世帯がどのような金融商品で貯めているのかを見てみましょう。今までは貯蓄といえば預貯金が主流でした。ですが、少しずつ変わってきています。近年は保険や有価証券の割合が増えていることがわかりますね。

保有している金融商品別の構成比(金額)の推移

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)2018年」から抜粋して金融デザインが作成

この機会に、ご自身の資産状況を振り返ってみませんか? 複数の銀行口座をまとめるだけでもすっきりします。もし普通預金に置いたままのお金があれば、利率の高いネット銀行の定期預金に預けかえてみたり、少額から株式や投資信託を買ってみたり、できそうなことを1つ、行動に移すのがおすすめです。今は100円単位で株式や投資信託の積立もできる時代。何かを始めるときのハードルは思いのほか低いです。貯蓄をふやすための選択肢を広げていきましょう。

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