夫婦がするべき口座の使い分け方
円満な家庭を築くためには、生活すべてにおいて夫婦で協力し合うことが大切です。
金銭管理も例外ではないでしょう。
金銭面でも安定した生活を得るためには計画的な貯金は欠かせません。お金が貯まりやすくなるには、どのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、夫婦がするべき口座の使い分け方について紹介します。
1.生活用口座
こちらの口座は月々の生活の基盤となる口座です。
お給料などの収入を受け取るだけでなく、家族の支払いも行う口座であり、文字通り生活のメインになる働きを担っています。
公共料金の引き落としなども含め、毎月かかる生活費の金額分を生活用口座へ入金して備える必要があります。
そのためには、毎月の支出金額は一定ではなく、多少前後するものだと把握しておきましょう。
残高不足による引き落とし不能を避けるためにも、生活用口座の金額は少し余裕を持って設定することをおすすめします。
そのうえで、余裕ができたときは後述する予備支出口座へ移しておくのも一案です。
2.予備支出口座
こちらの口座は、メインとなる生活用口座をサポートする働きを持っています。
生活に必要な費用のなかには、税金や保険料などのように年数回発生する費用も少なくありません。
しかも、まとまった金額になることも多いため、それらを支払うために生活用口座から回すのは大変です。
さらに、貯金を切り崩してしまうと、計画的にお金を貯めるのが難しくなります。
その他に、予備支出口座での支払い対象として、車の点検や車検費用、冠婚葬祭にかかる費用、帰省時の交通費などがあります。
車検費用のように早くから分かっている費用もあるため、計画的な準備がおすすめです。
こちらの口座へは毎月一定額を入金するほか、ボーナスを活用してもよいでしょう。
毎月安定した生活を送るだけでなく、貯金を確実に増やしていくためにも予備支出口座があると安心です。
3.貯金用口座
こちらは計画的にお金を貯めるための口座です。
お金を貯めるためには、貯金用口座を作ることが大事なポイントになります。
しかも、月々の生活費の残りを貯金するのではなく「最初からなかったもの」として貯めるとの心構えが必要です。
そのためには、給料からの天引きを利用するほか、お金が入ると同時にこちらの口座に取り分ける方法があります。
手持ちのお金や生活用口座に余裕があると、ついつい無駄遣いしてしまいがちです。
しかし、最初から分けておくことで貯金に回した分が手元から見えなくなるため、その分、貯金用口座にはお金が貯まっていきます。
さらに、貯金用口座の残高をすぐに把握できるようにしておくと、お金を貯める励みにもなります。
貯金用口座は、先述した予備支出口座と同じような方法で貯めていきましょう。
お金が貯まる仕組みを作ろう
お金を貯めるには、月々の生活費をきちんと把握したうえで無理のない計画を立てることが大切です。
そのために夫婦のやるべき口座の使い分け方法についてご説明いたしました。
こちらの方法に慣れるまでは大変かもしれませんが、お金の流れの仕組みを作ることでお金が貯まりやすくなるかもしれません。
