投資の一歩を踏み出すカギは家計の見直しにあり
投資を始めたいけれどなかなか投資にまわせるお金がないという方でも、家計の見直しをしてみることで、運用資金を生み出せる可能性はあります。
もちろん運用資金を生み出すためだけでなく、定期的に家計の見直しをすることは大切です。今回は、どのように家計の見直しを行えばよいかについてご説明します。
家計の見直しを行うには、まず収入を正しく把握する必要があります。給与明細をもらっても内容をよく確認していない…ということはありませんか?この機会にご自身やパートナーなどの収入も合わせて確認しておきましょう。
収入を確認した上で、支出項目を「固定費」と「変動費」に分けて、家計の見直しを進めていきます。主な項目を下表に挙げてみましたので、この内容に沿って支出を書き出し、現状を確認してみると良いでしょう。
固定費と変動費、それぞれどう見直す?
支出を書き出して現状把握ができたら、支出の見直しをしてみましょう。見直しの方法について、簡単なチェックポイントやコツをご説明します。
〇固定費のプラン変更や解除を考えてみよう
まずは固定費から見直していきます。固定費として毎月計上しているものの中に、契約内容の見直しをせず放置している項目はありませんか? 毎月決まった支出であるからこそ、一度見直しをするだけでずっと費用を削減できる可能性があるため、効率が良いと言えます。
例えば通信費のひとつであるスマホ代について、現在の契約よりも良いプランがないかショップ等で相談してみるのも手です。同じ通信キャリアではなく、格安SIMに変更するとさらに安くできる可能性もあります。
また、使っていないサブスクリプションを解除するだけでも、固定費を削減できます。頻度は低いものの、使うかもしれないというサブスクリプションは都度払いに変更するのも一案です。
〇変動費の予算を決めてみよう
食費や光熱費など月によって金額が変動するも項目は、変動費に分類されます。むやみに使ってしまうのを抑えるため、あらかじめ予算を決めておくのが見直しのコツです。
とはいえ、毎月、どれくらい変動費がかかっているか分からないという場合もあるかもしれません。その場合は仮の予算を決めた上で、スマホの家計簿アプリなどで大まかな1か月の支出を把握してみるところから始めてみるとよいでしょう。手書きの家計簿とは異なり、レシートの写真からデータを読み取ったり、クレジットカードと連携して自動入力できたりと、手軽なぶん家計管理を続けやすい魅力があります。
極端な節約は長続きしないのでお勧めできません。しかし、固定費や変動費を見直しすることで、無駄に支払っていた項目を削減できれば、無理なく捻出できるお金が見えてくるはずです。まずは家計の見直しから始めて、投資への一歩を踏み出してみませんか?