2015年5月からリアルタイム株価予測に、銘柄登録リストによる絞り込み機能を搭載したことにより、事前に登録した任意の50銘柄(最大)のみに絞ったリアルタイム株価予測ならではの「予想値上がり率・値下がり率」、「成行売買代金差」「予想売買高急増」等の監視が可能となりました。
日経225先物取引においては、日経平均株価への寄与率が高く、また機関投資家の裁定取引の対象となることの多い、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)等「みなし株価」の高い銘柄の需給動向をいち早く察知することが投資戦略として有効です。
kabuステーションの「リアルタイム株価予測」は、ランキング対象をこれらの寄与度上位銘柄に絞り込むことで日経225先物取引にもお役立ていただくことが可能です。
日経平均株価と日経平均先物の理論価格※において価格差が存在する場合、例えば割高な先物を売り、割安な日経平均(現物)を買うことでその価格差を利益として狙う取引の事です。日経平均(現物)の取引においては、一般的に寄与率上位銘柄のバスケットを取引することが一般です。
※日経平均先物の理論価格=日経平均現物価格×{1+(短期金利-配当利回り)×満期までの日数÷365}
(ご参考1)日経平均寄与度上位銘柄(みなし株価の高い銘柄) 2015年7月2日時点
特に日経平均株価が前日比マイナス638.95円の大幅安となった2015年7月8日においては、日経平均全体の下落幅
全体の約34%は225銘柄の4%にあたる寄与額上位10銘柄の影響によるものです。
(ご参考2)前日比マイナス638.95円の大幅安となった2015年7月8日の日経平均寄与額上位銘柄
リアルタイム株価予測では8時00分から8時59分までの間、寄付き前の売り・買い気配の対等状況から仮想の板寄せをおこない、予想の値上がり率・値下がり率を表示いたします。
日経平均先物の気配は、寄付き前の大口注文に左右されやすい傾向がありますが、ランキング対象を日経平均株価への寄与率が高い銘柄に絞り込むことにより、寄与率上位銘柄の寄り前気配を一覧で現物の需給状況を把握することが可能となり、日経平均先物の気配値と現物価格の乖離状況が確認できます。
フル板発注画面で日経225先物の始値予想を表示させることが可能ですので、先物の寄前気配の対等状況による予想始値と、現物価格の比較をおこなうことも可能です。
「成行売買代金差」は、寄り前および引け時点での成行注文の対等状況・強弱感が一目でわかる機能です。寄付・引けにおける金額ベースでの需給動向が把握できます。
たとえば、日経平均株価の寄与率の高い銘柄の引けの成行売買代金差分が非常に大きいような場合、15時30分の現物市場の大引け時点での日経平均先物の価格へも相応のインパクトがあることが想定されます。
予想成行代金買差分=(成行買数量-成行売数量)×始値予想 大きい順
予想成行代金売差分=(成行買数量-成行売数量)×始値予想 小さい順
「寄り前から立会中」タブにて、「予想売買代金急増」で抽出される銘柄は、過去x日間(1営業日/5営業日/25営業日)の売買高と比較して、売買高が急増した銘柄が抽出されます。日経平均株価に寄与度の高い銘柄において業績修正等、売買高の変化のきっかけとなるような材料が出た銘柄をいち早く確認するサポートとなります。
*銘柄登録リストのインポート方法
csvファイルをダウンロードし、デスクトップ等に保存した上で、登録したいシート名の上で右クリック「インポート」→「選択したシート(C)」をクリックしファイルを選択することで銘柄登録リストの登録が完了いたします。
(シート名も変更できますので「日経平均寄与」などの名前で保存すると分かりやすくなります)
*「リアルタイム株価予測」上での設定方法
銘柄登録リストにインポートが完了した後、特定の銘柄登録リストに絞り込む場合は、リアルタイム株価予測画面上の「銘柄登録リスト」のプルダウンメニューより設定を行います。