それは、売却した銘柄を同日に再度買付すると、取得単価が再計算されるからよぉ!
特定口座の制度上、取得単価は時系列で計算されないの。当日に保有していた株式を売却して、同日に同じ銘柄を買付すると、売却した株式も保有していたとみなして取得単価を算出しているのよ。
え~っと、じゃあ例えば
8月21日(水)
アルバック(6728)100株 買付
8月21日(水)
アルバック(6728)100株 売却
同日8月21日(水)
アルバック(6728)100株 買付
だったら・・・?
まず平均取得単価を計算するわよ。
最初に4,340円で買って持っていて売ったはずの株と、新たに4,375円で買った株を平均して取得単価を出して、売った時の受渡金額から引いて損益を出すんだ!
最初に買った100株の取得単価から損益を計算するんじゃないんだね!
カブ姉ありがとう!ぼく、もうひとりで計算できるよ!
それは良かったわ。何度も計算してしっかり身につけるのよ!
ちなみに残高照会のアルバック(6728)の平均取得単価は、最後に買った4,375円ではなくて、平均取得単価である4,361円と表示されているから注意してちょうだい。特定口座で取引すると税法上、このルールで計算されちゃうのよ。
これで特定口座の取得単価はばっちりね。
これらの計算方法は、税法上で定められたルールにのっとって計算されているの。詳しくは国税庁ホームページにも書いてあるわよ。
またわからないことがあったらアタシに聞いてちょうだい!
<参考>
同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入している場合の取得費(国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1464.htm
カブ姉~!今日売却した銘柄をもう一度買ったんだけど、残高照会の平均取得単価が、買った金額と違うんだ!
しかも、今日売却した時の損益を取引履歴で見たら、損益の計算も合わなくて・・・、どうしてなんだろう・・・?