日経平均株価が上がるとどうなる? 日経平均株価が上がるとどうなる?

日経平均株価が上がるとどうなる?

日経平均株価は日本の景気の状況を映し出す株価指数

日経平均株価は、日本の株式市場の代表的な株価指数の1つです。東証プライム市場に上場された約2,000銘柄の中から、日本の主力企業225銘柄の株価をもとに算出されていることから、「日経225」などとも呼ばれています。日本経済新聞社が算出・公表しており、国内外の多くの投資家に常に注目されています。

注目される理由は、日経平均株価を見れば、採用されている日本の主力企業の元気度が見えてくるからです。 また、数ヶ月先の日本の景気が反映される先行指標として見られることもあります。
例えば、日経平均株価が徐々に上昇していれば、採用企業全体の業績や景気の見通しは良好な事が多く、反対に、下落していれば、その見通しは厳しめであると予想することもできます。

日経平均株価はこんなもの

※画像は筆者が作成

上がる?下がる?日経平均株価を予測しよう!

経済や情報のグローバル化が進んだ今、日経平均株価は、国内の景気や企業の業績だけでなく、世界各国で起こる出来事からも大きく影響を受けます。
どういった出来事が日経平均株価を大きく動かすのでしょうか?

<日経平均株価に大きな影響を与えた主な出来事(2000年以降)>

日経平均株価が下がった出来事 日経平均株価が上がった出来事
• アメリカ同時多発テロ(2001.9)
• ライブドアショック(2006.1)
• サブプライム関連(2007.8)
• リーマンショック(2008.9)
• 東日本大震災(2011.3)
• イギリスEU離脱国民投票(2016.6)
• コロナショック(2020.2~3)
• アベノミクススタート(2012.12)
• 異次元金融緩和(2013.4)
• サプライズ金融緩和(2014.10)
• マイナス金利導入決定(2016.1)
• 金融緩和強化(2016.7)

日経平均株価は、国内・海外を問わず、景気が上向きそうなニュースが出れば上昇し、経済の悪化を招きそうなニュースが出れば下落することが多そうです。

日経平均株価は、数ヶ月先の景気を反映する先行指標になることもあります。ノートや手帳の片隅などに、毎日の株価を継続して記録してみましょう。その日の株価は、証券会社のサイト、インターネットやテレビのニュース、翌日の新聞などで知ることができます。

毎日手を動かして書いていると、ちょっとした値動きの変化にも気付きやすくなります。例えば、株価が急激に上下しているなど、いつもと違った動き方をしていることに気付くのが早いほど、株価を動かした出来事などの要因をいち早く確かめることができます。今後の予測をたてることの助けにもなり、結果、自分の投資においても素早い対処ができるでしょう。

株価を毎日観察し続ければ、今後の市場や景気を予測する目も養われ、日本株や日経平均株価に連動して動く投資信託などへの投資チャンスも、うまく見極められるようになるかもしれません。日経平均株価の動きにぜひ注目していきましょう!

【日経平均株価(日経225)について】
日経平均株価(日経225)とは、東京証券取引所プライム市場上場銘柄のうち代表的な225銘柄を対象として日本経済新聞社により算出、公表される株価指数です。当指数は、増資・権利落ち等の市況とは無関係の株価変動要因を修正して連続性を持たせたもので、わが国の株式市場動向を継続的に捉える指標として、広く利用されています。
同指数に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は本商品を保障するものではなく、本商品についての一切の責任を負いません。

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