IPOってどんなもの?
IPOという言葉は知っていても、実際にどのようなものなのか知らない人も多いでしょう。IPOの概要やメリット、デメリットについて紹介します。
IPOの概要
IPOとは『Initial Public Offering』の略称です。日本では、『新規公開株』『新規上場株式』と呼ばれることも多いでしょう。具体的には、未上場の企業が、証券取引所に初めて自社株を公開することをいいます。簡単に言えば、株を売り出して上場し、誰でも取引できるような状態にすることをIPOと呼ぶのです。また、すでに公開されている一般的な株式と違い、これから上場する企業の株を買い、上場した日に初値で株を売る投資法もあります。これを、IPO投資といいます。新規上場する際には株を買う権利が抽選によって投資家に配られるため、IPO投資をしたいのなら抽選に参加する必要があります。
IPOへの投資のメリット・デメリット
IPO投資のメリットとしてまず挙げられるのが、「取引手数料が無料」という点です。ブックビルディング(BB)参加手数料及び、購入時手数料は無料で申込みできます。また、証券会社によっては抽選に参加するだけなら資金が不要といったケースもあるので、比較的気軽に参加することができるでしょう。
IPO投資は、「利益を得られやすい」のも大きなメリットです。新規に株を公開する企業は、将来性が高かったり伸び盛りだったりすることが多いです。そのため、購入価格よりも初値のほうが高くなることが多いので、比較的利益を得やすい投資だといえるでしょう。
下図は直近でIPOを行った50銘柄のパフォーマンスです。(2020/9/11現在)
当該期間のIPOでは下落した銘柄は18銘柄で、初値が公開価格を上回った確率は64%となりました。
また、50銘柄全体の公開価格比平均上昇率は107.7%と大きな値上がりが得られたことがわります。
(過去のIPO銘柄一覧:公開価格比騰落率)
一方、デメリットもあります。まずは、「公募割れすると損をしてしまう」ことでしょう。公募割れとは、上場前に購入した価格、いわゆる公募価格よりも上場後の初値のほうが下回ることをいいます。IPO株は公開価格よりも初値のほうが上回るケースが多いのですが、すべてがそうとは限りません。上記の期間であれば6/50が公募割れをしました。中には公募割れする株もあるので、しっかり見極めることが重要です。
「当選確率が低い」のもデメリットです。人気のIPO株は当選確率が低いので、抽選に参加してもなかなか購入できないケースも多くなります。また、証券会社によっては「完全平等抽選ではない場合」もあります。完全平等抽選とは、一人一単元しか申し込めない抽選方式のことです。完全平等抽選でない場合には一人で複数単元申し込めるため、どうしても資金が多くある人のほうが有利になってしまいます。
IPO投資の始め方
まずは、証券会社に証券総合口座を開設します。口座を開設したら、スケジュールや企業情報などを確認して、IPOのブックビルディングへ参加しましょう。当選したら、該当のIPO株を購入します。この際、購入辞退をすることも可能です。その後、上場日がきたら初値で売るだけで完了です。もちろん売らずに保有し続けても構いません。
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