ワードローブを見えやすくしよう!
バーゲンにつられて、服を買って帰ったら同じような服を持っていたり、買った服の組み合わせ方がわからないままタンスの肥やしになっているなどと、いった経験はありませんか?このような失敗を防ぐために有効なのがワードローブ管理です。ワードローブとは、「自分の持っている全ての服」という意味です。
服に限らず、持ち物を管理しやすくする一つの方法が定数定量管理方式です。
例えば、「シーズンごとにトップス10着、ボトムス5着しか持たない」とか、「この引き出しに収まるだけの服しか持たない」というように決めるのです。そして、新しい服を1着買ったら同じカテゴリーの服を1着手放します。
またクローゼットや引き出しを見やすく整理整頓することで、ダブり買いなどの買い物の失敗を防ぐことができます。
手持ちの服が多くてワードローブ管理が大変な場合は、スマホのアルバム機能を活用してみてはいかがでしょう。買い物先で手持ちの服を、閲覧することができるのでそれらとの組み合わせをイメージ出来てとても便利です。
アルバム機能により、「夏物トップス」「仕事用コーディネート」など、季節やシーン別にカテゴライズすればさらにわかりやすくなります。
最近では、ワードローブ管理専用のアプリも複数あるので試してみてください。
被服費は年間管理かシーズン管理にするとよい!
ワードローブ管理と、共に重要になるのが被服費の管理です。好きな服を次から次へと買っていてはお金が尽きてしまいます。みなさんは、ご自分が服にどのくらいのお金をかけているか把握していますか?
総務省統計局が発表した「平成26年全国消費実態調査」(二人以上の世帯)によると、1ヶ月当たりの被服及び履物にかかった費用は11,864円で、全体の支出(292,883円)に占める割合は4.1%でした。
あくまでも統計の数字ですが、ご自分の場合と比較してみてはいかがでしょうか?
実は、家計の被服及び履物に対する消費支出は1991年をピークに年々減少傾向にあります。最近ではファストファッションを取り入れたり、古着やフリーマーケットを活用したりして、賢く節約している人も増えています。
被服費を管理するには、月ごとではなく年ごと(季節ごと)に家族別予算を立てるとうまくいきます。
まずは、「いつ」「誰のため」にいくらの服を買っているかを把握してみましょう。
服を全く買わない月があるかと思えば、スーツなど値が張るアイテムを購入している月もあるでしょう。
過去の買い物履歴を参考に、被服費の年間予算(春夏秋冬に区切る)を算出します。
ちなみに、数年に1度しか買わないようなアウターや子どもの制服などは、被服費ではなく特別支出(※)として準備しておくと家計を乱しません。
ワードローブを見えやすく整え、被服費の年間予算や買い物スケジュール、支出に占める割合を決めて無駄遣いを防ぎましょう。
※特別支出:食費や光熱費などのように毎月かかる通常支出に対し、毎月かかるわけではない支出。他に、車検代や家具家電の買い替え費用などがある。