自分のニーズとウォンツを知ろう
買い物をするとき、ニーズとウォンツを意識していますか?
ニーズは「仕事や暮らしに欠かせない必要なもの」で、ウォンツは「なくても仕事や暮らしに支障をきたさないが欲しいもの」です。
欲しいもの(ウォンツ)を無計画に買っていたら、必要なもの(ニーズ)が買えなくなってしまいます。これは、子どもにお金の使い方を教えるときにも伝えたい考え方です。
例えば、生命を維持するために必要な食事はニーズですが、ジュースやお菓子などの嗜好品はウォンツです。
ただし、同じ支出であっても、人によって線引きが異なるものもあります。
例えば、会社の飲み会は、仕事を円滑に進めるために欠かせないものだからニーズだと考える人もいれば、飲み会に行かなくても仕事に支障はないからウォンツだと考える人もいます。
まずは、自分のこれまでの消費行動を、家計簿やレシートなどで振り返りつつ、ニーズとウォンツを「自分なりに」分けてみましょう。そして、それらにいくら使っているのか把握してみてください。ウォンツにお金をかけすぎていませんか?
ウォンツのコントロール法を知ろう
欲求は無限でも、お金は有限です。
欲しいものを次から次へと買ってしまえば、いずれお金がなくなるということは小学生でも分かります。
ただ、大人の場合、クレジットカードという「打ち出の小槌」を持っているので厄介です。カード破産に陥らないためにもウォンツのコントロール法を知っておきましょう。
■ウォンツのコントロール法ステップ1:書く
欲しいと思ったらまずノートに書いてください。
いわゆる「欲しいものリスト」を作ります。
■ウォンツのコントロール法ステップ2:日を置く
欲しいものを書いたら、しばらく寝かせてください。
1週間後など一定期間を置いてノートを見直してみたら、欲しい熱が冷めてしまっているということが往々にしてあります。
衝動買いをした後、「なんでこんなものを買ってしまったのだろう」と後悔することってありますよね? それに比べて「どうしてこんなものを欲しいと思ったのだろう」という後悔だけなら、お金は無駄になりません。
ウォンツは決して悪者ではありません。なくても暮らしに支障はないかもしれませんが、あれば暮らしに潤いをもたらしてくれます。
「欲しいものリスト」に残ったものには優先順位をつけ、買い物の計画を立てましょう。