そもそも保険の見直しって必要なの?
どの生命保険に加入しても、「それほど変わらないように思うので、見直す必要があるのか?」と考えている人も少なくないようです。しかし、「生命保険はライフスタイルの変化に応じて、見直す必要がある」というのが正解です。
見直しをしなかったことによって、必要以上に保険料を払うことになってしまった、保障が不足していた、ということにならないようにするためです。いざというときに助けになる保険にするには、どんなときに保険を見直したらよいかを知っておきましょう。
どんなときに見直せばいいの?
保険の見直しのタイミングの一つは、ズバリ「家族構成が変わったとき」です。
具体的には以下のような3つのタイミングです。
① 単身世帯→夫婦世帯
まず、見直しの機会になるのは、結婚して夫婦二人の世帯になったときです。特に夫婦のどちらかが専業主婦(夫)の場合、収入の担い手が亡くなった場合の保障を考慮する必要があります。
② 夫婦世帯→ファミリー世帯
子どもが生まれた場合、生活費のみならず、将来の子どもの教育費分の保障も必要になるため、夫婦世帯よりも保障額が大きくなります。子どもの教育プラン、進学に必要なお金を保険でどれくらいカバーするかによって、必要な保障額は異なります。
③ ファミリー世帯→夫婦世帯
子どもが独立した後は、子どもの生活費と教育費分の保障は不要になりますので、保障額の削減ができる可能性があります。その結果、節約できた保険料を医療保障の増額に充てることも一案です。
また家族構成の変化だけでなく、転職や独立をしたときなど、仕事に変化が生じるとライフスタイルや、受けられる公的保障も変わるので、見直しが必要です。その他、下表のようなときも保険を見直すとよいでしょう。
保険の見直しは、毎年のように頻繁に行う必要はありませんが、家族構成が変わるタイミングなどに合わせて積極的に見直しを図りましょう。専門家に相談しながら、複数の保険商品を比較検討して、自分に合った保険をじっくりと選んでみてはいかがですか。