執筆者:カブヨム編集部
昨今、新NISA制度の導入や年金問題などで投資初心者、未経験者の方にも投資信託の積立投資が手軽で安定的な投資方法として好まれていますが、株式投資にも魅力的な点があります。
この記事では、株式投資のメリットと個別銘柄を紹介します。
株式投資のメリット
株式投資は、自分で選んだ企業の株式を購入し、その価格変動や配当金によって利益を得ることを目指します。
一方で投資信託の積立投資では、毎月一定額をプロの運用者が選んだ複数の企業の株式や債券などに分散投資します。
では、なぜ株式投資がおすすめなのでしょうか?以下にその理由を3つご紹介します。
①高いリターンへの期待
投資信託の積立投資は一般的には中長期保有でリターンを求めることが多いといわれていますが、株式投資においては、短期間でも中長期間でも高いリターンが期待できるといわれています。
例えば、当社取り扱い投資信託の中で販売金額、積立設定ともに1位(※2024年2月7日時点)のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は1年前からの騰落率は約30%ですが、それ以上の高いリターンを得られた個別銘柄はたくさんあります。(次章にて紹介)
また、投資信託は、信託報酬など、運用コストが掛かるものもあるためその分リターンが減少することもあります。
②配当収入と株主優待
配当金は再投資することで複利効果を得ることもできます。
また、株主優待を実施している銘柄もあり株主だけの特典を得ることができます。
③自分で選ぶ楽しみ
株式投資では、自分の好きな企業や業界、テーマなどを選んで投資することができます。
自分の判断で投資することは、やりがいや達成感がありますし、自分の知識やスキルも向上させることができます。
また、自分が応援したい企業に投資することは、社会貢献や価値観の表現にもなります。
投信信託は、プロが選んだ株式に自動的に投資するため、このような楽しみはあまりないかもしれません。
個別銘柄のご紹介
では、前述した株式投資のメリットとして過去に高いリターンを得ることができ、かつ配当を実施している銘柄を以下に紹介します。
■抽出条件(スクリーニングツール「kabuナビ」で抽出)
- 東証プライム上場かつ時価総額上位100位以内
- 売上高変化率(コンセンサス予想)がゼロより大きい (増収の銘柄)
- 当期純利益変化率(コンセンサス予想)ゼロより大きい (増益の銘柄)
- 配当利回り(コンセンサス予想)が0%以上(配当実施の銘柄)
騰落率の高い上位5銘柄を掲載します。
豊田自動織機(6201)
トヨタグループ本家の会社で、フォークリフト、車両組み立て、コンプレッサー、ディーゼルエンジンが主な事業です。
フォークリフトは増産とサービス拡大が想定を超えており、円安も追い風になっています。
おわりに
株式投資には、投資信託の積立にはないメリットがあります。
もちろん、株式投資にはリスクもありますし、自分で選ぶことに不安や負担を感じる方もいるかもしれません。しかし株式投資は、自分の目標やライフスタイルに合わせて、自由に楽しく行うことができます。
積立投資と併せて、株式投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。
カブヨム編集部