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神武景気

  • 読みじんむけいき
  • 分類経済

意味

神武景気とは、高度経済成長期の幕開けとなった、1954年に始まる大型の好景気のことをいいます。日本初代の天皇とされる神武天皇が即位した年(紀元前660年)以来の好景気という意味で名づけられました。神武景気は1954年(昭和29年)11月を底に1957年(昭和32年)6月まで31か月続いたされています。神武景気は、1950年に勃発した朝鮮戦争によって朝鮮半島に出兵した米軍への補給物資の支援、戦車や戦闘機の修理請負などの特需(朝鮮特需)によって輸出や貿易外受取が増加したこと、商品市況が大幅に上昇したことによってもたらされ、この好景気によって日本経済が第二次世界大戦前の水準を回復し、1956年の経済白書には「もはや戦後ではない」と記されたことで有名です。また、好景気は家計の所得を増やし、耐久消費財ブームが発生、三種の神器(冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ)が普及しました。

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