連休明けは株価が大きく動く?

年末年始やゴールデンウィーク等、長期の休みで海外市場が開いているタイミングは、休み明けに大幅に株価が変動することがよくあります。
今回は信用取引を活用して大幅な株価変動のリスクを抑える取引手法を紹介いたします。
長期休み明けの大幅な変動といえば、2016年年明けのチャイナショックを思い出す方が多いのではないでしょうか。2015年から中国経済は減速がささやかれていました。2016年年明け早々に発表された中国の経済指標が大きく悪化したことにより経済減速がいよいよ表面化し世界的な株安の連鎖につながりました。(下図

株価変動01

また、2019年の年明けも米アップル社が中国でのiPhone販売減速を理由に10─12月期の売上高見通しを下方修正したことで、リスク回避ムードが高まりました。瞬間的にドル円為替レートが104円代に突入したフラッシュクラッシュには新年早々憂鬱になったことを思い出します。(下図

株価変動02

リスクを抑えるにはヘッジ売りを活用しよう

長期休みは旅行や帰省に行く方も多く、相場をじっくり見ることは出来ないものです。
そこでオススメしたいのは信用取引を活用してヘッジ売りをしておくことです。
例えば現物株式を保有している場合には同一の銘柄を保有している株数と同じ株数、信用取引で新規に売り(空売り)を行います。
そうすると株価が値下がりした場合には保有株が下落して損失が発生しますが、売り建玉には同等の利益が発生します。(別途貸株料が発生します)逆に値上りした場合には、本来利益が出るはずだったものが、売り建玉に損失が発生して利益を相殺してしまいます。長く続ける意味はありませんが、長期休暇の際や大きなイベント、決算発表のタイミング等、リスクを抑制したいときには有効な手法といえます。
auカブコム証券では信用取引の取引手数料を2019年12月16日約定分より撤廃し、無料としています。このような短期的なヘッジ取引は有効活用できそうです。
例えば年末年始に下表のような株価の推移をしたと仮定します。現物の保有を続けただけの場合とヘッジ売りを行った場合の例を見てみましょう。

株価の推移の一例①

上記の株価の推移の一例①のように株を保有し続けると、せっかく12/30には21,000円の利益が出ていたのに、年明けの大幅安で15,000円の損失に転落してしまいました。
このとき、12/30にヘッジ売りを行っていたらどうなっていたでしょうか。

株価の推移の一例②

上記の株価の推移の一例②のように12/30にヘッジ売りを行ったことによって、利益の21,000円は確保することが出来ました。
あとは売建玉を決済し、現物株の保有を続けてもよし、品渡しを行い利益を確定するもよしです。
ただし、年明けに株価が大幅に上昇することもあり、その場合は利益が少なくなるので注意が必要です。
また、auカブコム証券では信用取引に取引手数料はかかりませんが、信用新規売り(空売り)には貸株料がかかります。ヘッジ売りが長期にわたると思いのほかコストが高くなることもあります。品渡しを行って利益を確定した場合には品受/品渡しに関する事務手続き料がかかります。詳細は詳細は信用取引(制度・一般)商品概要を参照下さい。
この他にも、保有金額の半額位の金額をヘッジ売りする方法や、日経平均連動型のETFでヘッジ売りを行う方法もあります。
応用技で、良いと思う銘柄を買いで保有し、下落しそうな銘柄を空売りするロングショート戦略や、指数を空売りするマーケットニュートラル戦略などもあります。機会があれば『カブヨム』でご紹介できればと思います。

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