投資情報室

旬なテーマを深堀り♪ 株式市場を賑わす介護ロボット関連、今後の市場規模は・・・?

(木)
投資情報室 藤井明代

 昨日、11月26日にサイバーダイン(JQ:7779)が海外での新株および転換社債の発行で総額410億円を調達すると発表し、株式の希薄化・需給悪化懸念から悪材料で市場を賑わした。株価は一時10%超の下落、終値では-4%まで持ち直しの動きとなった。サイバーダインは装着用ロボット「HAL」の開発でニュースにも取り上げられることも多々あり、ご存知の方も多い新興市場銘柄である。特に新興市場ではテーマ関連銘柄への短期資金流入や今回のような材料で大きく株価が変動するため、注意が必要だ。
 介護ロボットについては株式市場でも大きなテーマとして話題となっており、関連銘柄も拡がりを見せている。今回は改めてこれに焦点を当て、今後の市場規模と関連銘柄を見ていく。

 11月6日配信の進む高齢化、新規上場相次ぐ関連銘柄レポート内でも提示したように、日本の将来の人口推計で2050年には総人口の1/4が75歳以上の高齢者が占めることが予想されている。これにより、介護ロボットの需要は年々増していくことが想定される。下記グラフは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が発表している介護・福祉ロボットの将来市場予測である。

           【介護・福祉ロボットの将来市場予測】

介護・福祉ロボットの将来市場予測

 介護・福祉ロボットの将来市場予測を見ると、2015年に167億円の市場規模はその後20年で4,043億円と、およそ24.2倍になる見込み。少子高齢化社会を背景に介護需要が高まり、急速に市場拡大することは間違いなさそうだ。
 経済産業省では重点分野をいくつか設け、開発補助事業者を選定している。今回はこの中から関連銘柄を紹介したい。

           【介護・福祉ロボット 関連銘柄】

介護・福祉ロボット 関連銘柄

 現在、介護・福祉ロボットは日本の中でも開発、普及が少しずつ進んでいる段階。政府も開発補助や支援を強化しており、今後の拡がりに期待したい。 また、長期的には日本だけでなく、世界中でもロボットの需給に変化が見られるであろう。その中で日本企業が世界に優位性を獲得できるか、競争の中で地位を確立できるかが焦点となり、関連銘柄の動向にも影響しそうだ。

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藤井明代

カブドットコム証券 投資情報室 投資アナリスト

東京都出身。大手ネット金融グループを経て、2013年10月よりカブドットコム証券。
売買手法や相場解説などを初心者の方にも分かりやすく解説することに定評あり。株主優待にも詳しく、マルチスキルを持つメンバーとして人気上昇中。