投資情報室

旬なテーマを深堀り♪ 進む高齢化、新規上場相次ぐ関連銘柄

(木)
投資情報室 藤井明代

 11月5日、日本で初となる高齢者住宅等のヘルスケアに特化した日本ヘルスケア投資法人(3308)が上場した。市場の関心は高く、公開価格150,000円に対し初値は222,200円と約1.5倍。同REITは有料老人ホームや病院など医療施設への投資を行う。上場後3年で現在の7倍以上の1000億円規模の運用資産を目指したいと、運用会社の社長は語る。そして、11月7日には介護や医療機関での衣類・タオルなどのレンタルサービスを手がけるエラン(6099)がマザーズに上場。高齢者向けのサービスや投資の裾野は急速に拡がりを見せている。
数十年後には、日本が超高齢化社会になることは誰もが周知しているが、まずはデータを見ていく。

           【将来の人口推計】

将来の人口推計

 上記人口推計のデータを見ると一目瞭然だが、日本は急激に人口が減少し、2050年には75歳以上の高齢者が人口の25%を占める予想となっている。これは4人に1人が75歳以上になる公算。高齢化社会がここまで進むことを考えれば、2014年の現在とはサービスの需給も大きく変化しているであろう。 高齢化といえばすぐに頭に浮かぶ介護。これについてもデータを見ていく。

           【介護費の推移】

介護費の推移

 上記の介護費の推移を見ると、2012年までのデータでも介護費用が大幅に増加していることが分かる。特に増加傾向が見られるのは、訪問通所や地域密着型のサービスである。住み慣れた自宅や地域に密着したサービスが今後も求められると推測できる。その他、高齢化による需要を鑑み、関連銘柄を見ていく。

           【高齢化 関連銘柄】

高齢化 関連銘柄

 関連銘柄としては介護施設のほか、福祉用具、大人用おむつ、医療費抑制のために政府の後押しがあるジェネリック医薬品、弁当や日用品の配達サービス銘柄などが考えられる。その他、上記には示していないが、人口減少に伴いロボット関連の需要も増加すると予想する。いずれも長期にわたり期待できる銘柄として押さえておきたい。今後は高齢化により関連銘柄が拡がる一方で、競争激化も進むであろう。関連銘柄の競合他社の動向についても注視していきたい。

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藤井明代

カブドットコム証券 投資情報室 投資アナリスト

東京都出身。大手ネット金融グループを経て、2013年10月よりカブドットコム証券。
売買手法や相場解説などを初心者の方にも分かりやすく解説することに定評あり。株主優待にも詳しく、マルチスキルを持つメンバーとして人気上昇中。