過去のカブ四季総会 開催レポート

2005年度 カブ四季総会(大阪)

概要

日時 2005年8月13日(土)
場所 大阪証券取引所 北浜フォーラム
内容
  • (1)経営報告会
    • 代表執行役社長 齋藤 正勝
    • 常務執行役 雨宮 猛
    • 常務執行役 臼田 琢美(司会)
  • (2)投資セミナー

    講師:大阪証券取引所 広報・IRグループ 石井 寛氏

  • (3)投資セミナー

    講師:トレンドライン代表 新井 邦宏氏

開催レポート

今回が初めての開催となりましたIRイベント「カブ四季総会」、時折雨が降る曇天のなかでしたが、多数のお客様にご来場いただきました。
予定時間をやや過ぎての終了となりましたが、ほとんどのお客様が最後のセミナーまで聴講されました。経営報告会の際には多くのお客様からご質問があり、また休憩時間には直接スタッフへ熱心にご意見・ご質問いただくこともしばしあり、お客様の熱意にスタッフ一同感銘を受けつつ終了しました。

第1部 経営報告会

当社代表執行役社長 齋藤正勝より、2005年度第1四半期決算内容及び当社を取り巻く環境・経営目標などについて説明いたしました。
その後、出席申し込みの段階でいただいていた「事前のご質問に対する回答」、「質疑応答」へと移りました。

第1部 経営報告会

質疑応答内容

事前にいただいたご質問・ご要望への回答

Question当社の株価について
Answer

当社としても株価動向については非常に関心の高い問題として捉えております。現在の株価には当社としても満足しておらず、適正な評価を得るために継続的に努力して参ります。
当社は業績予想を出さない代わりに月次で業績を開示しておりますが、数字をもとに判断すると、将来的な業績に対する株価評価が低過ぎるのではないかとの意見も聞かれます。
また、4月以降、ネット証券全体の相場の下落も当社株下落の要因の1つとして考えております。
上場前から保有いただいている大口投資家に対しては、皆様同様に売るなとは当社から言えませんが、需給バランスの問題もあるため、上位5社の株主については保有株式の一部または全部をロックアップという形で売却の制限を行ないました。ロックアップ以外の部分についても相場を崩さないよう売却を行なって欲しいとの要請を会社として適切に行なっております。
ロックアップ後については、売却の動きがあれば、大口の購入先を探すことで相場の需給バランスを崩さないような対応についても適宜主幹事とも相談し、大口投資家に働きかけるなど、その準備はしております。

Question手数料について
Answer

手数料については、値下げをして顧客基盤を広げた方がいいという意見もあれば、株主の立場として利益率を下げないために手数料を値下げするべきではないとのご意見もあり様々です。コストカバー率を念頭に置き、システム構築の効率性また経営効率を更に上げ、手数料の引き下げという形で還元していくことが重要であると考えております。手数料水準は当社の収入に直結するだけにいつも念頭においておりますし、新手数料体系についても現在検討中です。
2005年7月の手数料率は低水準を維持しており、信用取引の手数料の下げにより、足下は0.09%台と更に低下しております。合併も控えているため、合併後の新手数料についても今後も検討して参ります。
また、当社には様々な割引制度があるため、先日発表した株主優待等含め有効活用していただきたいと思います。

サポートセンターリポートでも手数料へのご要望に対する回答をおこなっております。

Question配当について
Answer

前期についても配当実施について検討を行ないましたが、結果として見送りました。内部留保に回した利益については、新規案件等も数多くあり、これらの投資へ振り向けて更なる業績向上に結びつけて参ります。
当社のROEは20%弱となっておりますので、現在の低金利の中では配当を行なうよりも、内部留保を行なうことにより利益成長を加速させ、1株あたりの価値を高めていくことで株価の上昇により株主様に報いた方が効率的であるとも考えられます。しかし、実際に配当を行なって欲しいとの声も多数いただいており、バランスを考え「利益の30%を配当として株主様に還元していく」基本方針を固めております。今後はこの基本方針に則り配当を行なっていく予定です。

QuestionMeネット証券との合併について
Answer

合併であるからには、メリット、デメリットの双方があります。
合併のデメリットとしてはシステム等の資産の除却に伴う損失発生があります。ただし、今回の合併に関してはシステム資産の多くが5年の償却期間が終わっているので金額自体は大きくはない見込です。
また、システムについてはカブドットコム証券のものを合併後も継続して使用する予定ですが、現在のMeネット証券のお客様には使い勝手が違ったりご不便をおかけする可能性もありえます。
メリットについては開示の関係上この場で詳しく説明出来ませんが、合併全般に関して当社の目指している点が評価されていない面が多いと感じており、今後時期を見て具体的に公表させていただきたいと考えております。
合併の基本合意に関しては合併による新株発行による1株当たりの価値の希薄化によるマイナス面、顧客数増加による収益拡大効果のプラス面を十分検討して行なっております。
Meネット証券は現時点では赤字会社ではありますが、当社の効率的な経営基盤に組み入れることによってデメリットを打ち消すだけの収益を生み出せると考えたからこそ基本合意に踏み切りました。
合併自体も当社にとってメリットがあると考えたので、当社側から積極的に合併に向け働きかけて参りました。
合併比率等の詳細について現在検討を行っている最中でありますが、今後決定する合併比率次第では「簡易合併」となる可能性もあります。

Questionカブドットコム証券お客様の投資成績について
Answer

信用評価損益率を三市場(東証・大証・名証の一部・二部及び新興市場)の平均と当社顧客の投資成績を比較すると、2005年7月第4週時点で3.29%程度、当社お客様の成績が上回っております。相場が良かった時には瞬間的に逆転することもありますが、平均して当社お客様の成績が市場の成績に比べて良好であることは間違いありません。

質疑応答

Question他社からの株券の差引入出庫額について、ネット証券で出庫超過となっている証券会社がある。ネット証券内で上位にいかなければ今後の経営も厳しくなると思われるが、それをどのように考えるか?
Answer

出庫超過となっている証券会社においても出庫超過された株券の時価換算額は6億円程度であり、大手証券や準大手証券を含むその他の証券会社からの入庫超過額45億円に比べれば額はわずかです。ネット証券同士での競争は意外と激しくなく、またタンス株入庫を含めた入庫超過の流れは変わっておりません。
入出庫については、委託手数料の高低に連動する面もあり、株式の約定代金が近年小口化し、今後もこの流れが続くと見ていることから、原価計算を行ないながら慎重に、なおかつ時期を逃さない形での値下げ・割引等を検討して参ります。
銀行を通した証券仲介サービスもネット業界で先行して開始し、来年に向けての手応えは感じているので、そちらの方でも顧客数拡大による入庫額拡大を目指していきたいと思っております。

QuestionMeネット証券と合併した後に、現在Meネット証券で提供している戦略ツールは利用出来るようになるのか?
Answer

正式には決定しておりませんが、合併後もお客様にご利用いただけるような方向で検討しております。単にMeネット証券で提供していたツールを引き継ぐだけでなく、リアルタイムなツールとして発展させていきたいと考えているのでご期待ください。このようなサービスに関する要望は、サポートセンターへメールいただければ、お客様の要望が多い事項を中心に積極的に検討させていただきます。

Question発表した株主優待制度には失望した。カブドットコム証券の魅力は手数料でなくシステムであるとは思うが、この程度の手数料値下げでは効果がないのでは?
Answer

優待については今回様々な形式のものを考え、最終的に手数料の割引という方法を採用しました。当社の株式を長くかつ多く持っていただいている方になるべくメリットが出るように工夫を行ないました。割引率については、状況次第で割引率の拡大も検討しますし、他に良いアイデアがあれば検討も行なって参ります。

QuestionIPO(新規公開株)の抽選方法について、預り資産などの額に連動させて当選率を変えていくのが本来の公平な方法はではないのか?また、カブドットコム証券自身で引受け業務を行なっていく予定は?
Answer

現在の抽選の仕様はすべてシステムで行なわれ、すべての申込者について公平な当選率となっております。預り資産や支払った手数料により当選率に差をつけていく方法も検討しておりますが、まずは取扱いを増やしていきたいと考えております。
IPOの引受けを行うには引受け審査など専門の部署を設置しなければなりませんが、現段階では、大手証券を中心とした既存の証券会社のノウハウにはかなわないと思っており、現状他証券と組んで募集・売出しを行なっております。当社大株主と関係が深い案件も多く、当社に直接販売要請が来ることもあります。今後も対応強化して取扱量自体を増加出来るべく努力して参ります。

Question同じくIPO(新規公開株)について、他の証券会社から株数が回ってくる量は何%くらいか?
Answer

銘柄毎に回ってくる数量は違いますので、個別の具体的な数字の公表は申し訳ございませんが控えさせていただいております。

Question外国株や為替証拠金取引など商品拡充の戦略についてどのように考えているのか?
Answer

ネット証券に相性の良い商品については、今後取扱いをしていく方向で検討をして参ります。その際には単に取り扱うだけでなく、当社ならではの魅力/付加価値を付けてご提供していきたいと考えております。特に為替証拠金取引は法制度が改正され、また、特定口座で一元管理が可能になることも議論されており、サービスを開始するとすればこのような制度変更も考慮してサービスを行なっていきたいと思っております。
外国株に関しても、中国株、米国株等、個別に他の証券会社と連携してやっていく方法で考えて参ります。

Questionセキュリティ対応について具体的にどのような考えをもって行動に移しているのか?
Answer

ISMS(情報セキュリティ管理の標準規格)やFISC(金融情報システムセンター)のガイドラインは完全にクリアしております。顧客のデータについては、大阪でバックアップを取っており、記録は全部残っているため、万が一の場合においても復旧は可能です。今後も引き続きセキュリティ対応の向上を図って参ります。

第2部・第3部 株式投資セミナー
「日経225先物取引入門講座」/「信用取引の極意」

第2部は大阪証券取引所の広報・IRグループ石井寛氏、第3部はトレンドライン代表新井邦宏氏を講師にお迎えして株式投資セミナーを開催しました。

第2部では今回の開催会場である大阪証券取引所の歴史などを交えつつ、日経225先物についてわかりやすく説明していただきました。

第3部では株スクール人気講師の新井邦宏様から、データとチャートを駆使した相場分析手法を説明していただき、新井先生のテンポのよい話に、ご出席のお客様は非常に熱心に聞き入っていらっしゃいました。

第2部・第3部 株式投資セミナー「日経225先物取引入門講座」/「信用取引の極意」

今後もよりお客さまにご満足いただけるようなカブ四季総会を開催してまいりますので、ご期待ください。

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