2006年1月20日(金)
【今回の下げ相場について山田の見解】
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山田の直言 結論から申し上げますと、今週の急落相場はライブドアショックをキッカケとした信用需給の一時瓦解によるものに過ぎず、早晩株式相場は落ち着きを取り戻すと考えています。 |
(1)「ライブドアショック」とは
1/16夕方に伝わった「ライブドア本社家宅捜索」、1/18新聞各紙の「ライブドア本体でも粉飾決算の疑い」 の与えたショックは甚大だった。■世間的には
一昨年のプロ野球参入表明、昨年のニッポン放送株争奪以降、その絶大なるプレゼンスから名うての「急成長の新興企業」「ニッポンを変えるヒルズ族の旗手」と見られていた。
堀江社長はいわば経済界のトップアイドルとしてTV出演やホリエ本発刊などでも活躍。今、最も一挙手一投足が注目される一人だった。昨年には抵抗勢力への刺客として衆院議員に立候補まで。
株主総会などは個人投資家が何千人も詰めかけ熱烈な支持を得る、いわばカリスマ起業家だった。
■ライブドア株について
ライブドア(4753)株はそれまで時価総額7000億円見当の東証マザーズのトップ企業だった。
株式分割を繰り返し時価総額極大化を志向、積極的なM&A路線を邁進。
低株価で1株単位で売買できるため「ワンコイン(500円玉)投資」が可能、「最も敷居の低いフレンドリーな株」として、ここ数年来の経験の浅いネットの個人投資家に絶大なる支持を得ていた超人気株。
時価総額の大きさからプロの機関投資家でも無視できず、小型株ファンドやIT関連ファンドなどを中心にポートフォリオに組み入れられていた。全市場横断型のインデックスである日経JAPAN1000(日本経済新聞社算出)にも組み入れ。
複数の証券会社からレーティングや目標株価なども出されていたこともあった。
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山田の直言 粉飾等が本当なら「みんなが騙されていた」ことになる=「市場の失敗」の典型例か |
(2)なぜ、全般相場は大幅安したのか
| ・ | そもそも8月以降の上げ相場、高値警戒感が高まっていた |
| ・ | 信用買い残も5兆7662億円(1/13現在)と91年6/14の5兆8465億円以来の高水準にまで積み上がっていた |
| ・ | 昨年12月以来の小型株フィーバーは限界が近かった(ジャスダック平均はそれまで18連騰していた) |
| ▲1/17の 日経平均462円安 |
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| ▲1/18の 日経平均464円安 |
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| △1/19は 売り一巡から反発へ |
真空地帯を下げた反動高。日経平均は3日続落で1113円安、値幅も十分出した後だけにリバウンドへ。 |
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山田の直言 悪材料が一気に噴出、「秘孔を突いた」かのように一時的に需給が瓦解しただけ |
(3)今後の見通し
信用需給に関しては一応リセットされたと見る(過剰だった分は解消されたか)。信用買い残5.7662兆円は規模としては大きいが、東証1部売買代金3兆円ペースなら実はわずかに2日分、実は今回の急落も過剰な仮需(信用買い)の「ふるい落とし」の範疇、現物株ホルダーや懐の深い投資家なら耐えられる範囲 。
客観的に見て、ライブドアショックは実体経済へのダメージ自体はほとんどない。
結果として、
全体市場の過剰な上げスピードは減速されたし、ややミニバブル気味にアクセルのかかってしまった小型株フィーバーもやり直しの過程に入りそう。この先は、一気の上値追いよりはもみあい底固めを経ながらのジリ高か。
丁度、決算発表時期だけに、一つ一つ吟味して行くのがサステイナブル(持続可能)で好ましい。
個人的には、「市場の失敗」の反省や「システムリスク」警戒と共に、落ち着いた展開を希望します。
秋以来、比較的簡単な(儲けやすい)相場で、株式投資というもの安易に考え過ぎてた個人投資家の方は、今回の急落を経て、より一層「株式投資」について考え、学んで、よりタフな投資家を目指していただければと思います。
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但し、ライブドアショックで明らかになったのは「市場の失敗」、ここの克服が中長期的な株高には不可欠 |
相次ぐ失敗の挽回が喫緊の課題
| 11月1日東証システムダウン | 売買インフラは十分か?「いつでも」の流動性の確保が至上命題 |
| 12月8日みずほ証券誤発注 | 取次業者の力量は十分か?不測の事態に陥った時の対応は? |
| 1月17日ライブドアショック | 別記 |
| 1月18日東証全銘柄売買停止 | 再びインフラ問題。大証の日経225先物だって遅延が常態化 |
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山田の直言 ライブドアショック=「市場の失敗」 ライブドア株の保有者の方と怒りや悔しさを共有します。 時価総額7000億円が溶けていく異常事態=正しく評価出来なかった市場の失敗
総無責任がアンタッチャブルなまでのモンスターを生んでしまった可能性 私も市場の構成員として本当に悔しいし、無力で申し訳ないと思います<m(__)m> 「市場の失敗」からの回復は 市場参加者、関係者の全員が「持ち場を守る」総合力でしかマーケットのインフラはありえない。 ※東証のシステムキャパシティみたいに分かりやすい問題ではない。 「貯蓄から投資へ」を受け入れるのに相応しいマーケットインフラの構築が証券界の課題。 結論:「ライブドアショック」を「頂門の一針」として立て直していくしかない。 |
→ 株価の調整局面(40KB/PDF)
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(おことわり)
上記すべて、ライブドアに関して、新聞などメディアの発表以上の特別な情報は得ていませんし、特別の予見も持ち得ませんことを念のため申し添えます。
なお、山田の相場観などは当社独自の投資情報サービスとして、日々「投資情報局」などでビビッドにお伝えしていきます。是非ご活用ください。
上記すべて、ライブドアに関して、新聞などメディアの発表以上の特別な情報は得ていませんし、特別の予見も持ち得ませんことを念のため申し添えます。
なお、山田の相場観などは当社独自の投資情報サービスとして、日々「投資情報局」などでビビッドにお伝えしていきます。是非ご活用ください。














