2008年6月20日
事業継続計画(BCP)機能を本格活用した業界初の注文要望受付の開始
〜 SLA(サービス品質保証制度)拡充による機会損失の限定化 〜
〜 SLA(サービス品質保証制度)拡充による機会損失の限定化 〜
カブドットコム証券株式会社は、2008年7月より、福岡システムセンターにおいて、代替システムによる注文要望精査受付システム(*注)を稼動させ有事・緊急時のバックアップサイトの運営を開始いたします。
■注文要望精査受付システムについて
すでに当社では取引所等への取次時間が、5分を超えて遅延しないことを保証するSLA(サービス品質保証制度)を導入しお客さまの注文の執行遅延に伴う不利益の回避を実現してまいりました。
この度、注文要望精査受付システム(業界「初」となる本格的BCP機能の高度化)を稼動することにより、免責対象となるシステム障害の発生時や東京システムセンターの災害発生時の機会損失を限定化することが可能となります。これまでも、当社お客さまサポートセンターのオペレータにより注文要望の受付を実施いたしておりましたが、インターネット取引の社会的使命が高まる中において可能な限りお客さまの投資機会の喪失と執行遅延を回避することこそが必要不可欠と考え事業継続計画(BCP)機能にSLA(サービス品質保証制度)が適用される注文要望精査受付システムを搭載することで、有事の際の投資家保護に備えるものです。
(*注)カブドットコム証券の注文要望精査受付システムは、特許を取得いたしております。
「売買注文執行保証システム及び売買注文執行の保証方法」(特許第3966475号)
当社では、障害の有無に関わらず「自動精査システム」による執行状況の確認を毎営業日毎に定期的に実行しています。「自動精査システム」では、情報ベンダーより精査用の歩み値を通常経路とは別に入手し、その歩み値と当社注文伝票との付き合わせを行い、異常のある注文を抽出しています。また逆指値やW指値などの条件付注文に関しても、取引所に発注するシステムとは全く別の観点で、正しく注文が執行されているか確認を行うことで投資家保護に努めています。
「売買注文執行保証システム及び売買注文執行の保証方法」(特許第3966475号)
当社では、障害の有無に関わらず「自動精査システム」による執行状況の確認を毎営業日毎に定期的に実行しています。「自動精査システム」では、情報ベンダーより精査用の歩み値を通常経路とは別に入手し、その歩み値と当社注文伝票との付き合わせを行い、異常のある注文を抽出しています。また逆指値やW指値などの条件付注文に関しても、取引所に発注するシステムとは全く別の観点で、正しく注文が執行されているか確認を行うことで投資家保護に努めています。
■注文要望精査受付システムの概要
| 対象者 | カブドットコム証券に口座を開設している全顧客 |
| 提供サービスの種類 |
*注文要望で受付けた株式(現物、信用)・先物・オプションのご注文
*(注)訂正の場合は取消し後に再発注が必要となります。
*出金要望(提供サービス内容をご覧ください)
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| 対象商品の範囲 | 当社が取次を行う金融商品取引所における上場商品 |
| 提供サービスの内容 | 受託した注文要望について、当社SLA制度に従い精査を実地いたします。執行遅延による不利益が証明される場合には原状回復を行います。精査の結果、全ての注文要望が必ずしも保障対象となるものではありません。(※)原状回復:障害の影響により、お客さまに不利な約定が発生した場合は、所定の確認手続きを経て注文が正常に処理されたものとし差額調整等を行います。*出金要望は、お客さまの銀行口座に入金手続きを行わせていただくための復旧時の事前受付です。(出金までの所要時間を保証するものではありません) |
■サービス提供の背景
これまでも当社はSLA(サービス品質保証制度)をお客さまに提供させていただくとともに、2007年9月に福岡システムセンターにおいて、kabu.comPTSを構築し、PTS業務におけるBCPを確立するとともに、勘定系データベースのリアルタイムバックアップを実現するなど、本社証券取引システムのBCP機能構築の準備を進めてまいりました。本社証券取引システムは当初計画において、3年計画でBCPを確立する目標としております。
この計画の下で、2008年4月より顧客データベースのリアルタイムバックアップを福岡システムセンターにて実現し既に稼動を開始しております。リアルタイムバックアップが実現したことにより、業界初となる本格的BCP専用のWEBサイトの構築をリリース可能なシステム環境が整備されました。
SLAについては、これまでも当社における重要なサービスの一つとして提供を行ってまいりましたが、東京システムセンターのシステム障害で受注が困難となった場合には、当社においてお客さまの注文の内容が確認できない事から精査困難となるケースがございました。またシステム障害の場合は、当社コールセンターにて注文要望をお電話にて受け付けておりましたが、迅速な対応やオペレータのキャパシティ等、改善余地がございました。今回のサービス拡充は本社機能のBCP確立策の一環として、福岡システムセンターの機能を活用しお客さまの機会損失を限定的にするものです。
■東京、福岡システムセンターのシステム構成について
今回お取引サイトだけでなく、kabu.comサイトも福岡システムセンターに構築し、WEBサイトのBCP機能を果たし、災害状況や障害状況等をお客さまに迅速に状況説明出来る環境を整えました。
東京-福岡のシステム構成

■注文要望精査受付システムのリスク管理について
注文要望精査受付システムの運営は、当社「経営会議」により機動的に決議いたします。さらに、取締役会は受付により一時的に保有するマーケットリスクを監視し経営の健全性を確保いたします。
運営にあたっては、1.発生が予測される障害・災害の内容 2.当社が保護すべき投資機会 3.回復までの見込み時間 の情報収集を適宜おこない、お客さまから受付ける時間・注文の種類・リスクヘッジの是非を取り決めてまいります。なお、受付条件等は災害時専用サイトの画面でお知らせいたします。
※本システムの導入に際しては、市場実績及び当社実績に基づくシミュレーション結果を共有の上で一定の条件の下で運営を実行することが当社レピュテーションリスクを限定し企業価値の増大に繋がるものと判断いたしました。
※注文要望精査受付システムは、障害・災害の際に常に稼動するものではありません。お客さまが当社に口座を保有いただいた故に重大な損失を被ってしまうことを回避することが目的です。
※原状回復には、所定の条件がございます。詳細は、SLA(サービス品質保証)規程をご覧ください。









